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ロックじゃなければなんでもいい

1975年から1985年ぐらいまでずっとイギリスやアメリカの、ロックといわれる音楽を好きで聴いていたので、いちばん耳なじみがあるのもその頃のそういう音楽で、聴いて「うわ!かっこいい」と思うのもそういう音楽なので、OSKでもそれらのかっこいい曲を使ってくれんものか、とずっと思っていた。「OSKもロックで踊ってくれんもんか」と。

しかしもう「OSKでロックはやらないでくれ」と思うに至った。ロックがいかんのではない。OSKで作品をつくる人が考えるロック、使うロックの音源、がいかんのだ。例にあげればサティスファクション。例にあげればビートルズメドレー。

サティスファクションという曲は、私もストーンズのファンであったことがあるのでよくわかりますが、タイトルがかっこいいけれど曲はそれほどでもない。なんでストーンズやろうって時にサティスファクションなんだ。Jumpin’ Jack Flashか、Hot stuffか、Sympathy for the Devilのほうがよっぽどいいのに。私は中詰めのラテンでSympathy for the Devilでやってほしいです。サティスファクションて歌謡曲っぽいメロディで、そこへもってきていつも使ってる音源のアレンジが、さらに歌謡曲くさい方向に力づくでもっていくようなだっさいアレンジ。

ビートルズメドレーに使ってる「いわゆるビートルズの有名曲のOSKアレンジ音源」もOSKが踊ってかっこよくみえるようなのがない。ビートルズのファンだったことがないので具体的な曲名を挙げられないのですが、ぜったいもっとかっこいい曲があると思うんだが。……それでもああいうアレンジされたら台無しかも。

音源の使い回しは別にいいんだが。1985年に嵯峨さんが歌っていた『One Voice』のカラオケ音源を、大貴さんが2005年にクラブタキシードで使っててすごい感動できたし。20年前の音源だったのかあれは……と目がくらみそうになるが、でもそれはカラオケ音源が(いろいろな意味で)古びていなかったので問題なかったのだ。

ロックをOSK用にアレンジした音源というのが、

・選曲がダメ(あふれるかっこいい曲の中からなぜわざわざその曲を選ぶ……)
・アレンジがダメ(すげえ下世話なアレンジ)
・録音が……(今再生するとすごく古くさく聞こえる)

の三重苦。で、OSKで先生がロックをやろうとするとこれを選んでくるのだ。先生、それはロックというのではありません(演出の先生なのか脚本の先生なのか音楽の先生なのかどなたに言えばいいのでしょうか)。

さて今回の『JUJU』で、アラビアの場面があった(いや、あれをアラビアと言ったらアラビアに怒られるかもしれませんが)。そこで、ちらっと使われたのが『Kashmir』。Led Zeppelinの。

↑の音源じゃなくて、舞台で使ってたのはボンドがアレンジしたやつだったと思うが、この曲こそ、「松竹座で黒燕尾の群舞で使いたいロック」とずっと夢見ていた曲だった。それを使われたので「げええ」となったんですけど、アラビアの場面に使うというあまりにもベタな使い方だったんで、黒燕尾のメも残ってるかなと自分を慰めた。ロックというならこういう曲を使ってほしい。この場面の前にロックなんとかいうタイトルで、例のサティスファクション(と、その後に曲名思い出せないけどサティスファクション以上に下世話でださい「OSKロック」の曲……衣装もロックとほど遠い世界)があったもんで、感慨も一入でした。Kashmirで偽アラビア場面か……OSKがロックでかっこよく踊るまでの道のりはまだまだ遠い。ところで『Kashmir』のもっともかっこいい演奏は1977年6月21日Inglewood Forumのライブです。Black Mountain SideからKashmirへ入るところなど総毛立つほどのすごさです。この美しいまでのすごさをOSKが群舞で表現してくれるというのが夢です。

追記1)
上に書いた音源を見つけました。Black Mountain SideのラストからKashmirへ。ばっちり。

追記2)
Sympathy for the Devilは、ラテンの中詰めではないです。あれは中詰めではダメですね。フィナーレ前の総踊りが相応しいです。


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