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指原莉乃座長公演@明治座 その4・にくの話#3

はるっぴ

んでもう一人、目についたはるっぴね。
むかーしから、この人は目立つ人であった。髪型のせいかと思ってたけど、目に力があるんですね。破綻のないルックスで、きっちりとした楷書のお習字みたいな可愛さ。おまけに華もある。もうちょっと「わかりづらいところ」があったほうがアイドルとして爆発できるんではなかろうか……と思ったりするが余計なお世話か。

このはるっぴが、得意の“滑舌の悪さ”と、決まらない腰つきで殺陣をしてるのが、まあとっても目立った。でもまあ、この『博多の阿国一座』はこういう子たちの集団だと思うと、ハラもたたずに見ていられます。

で、はるっぴの相手役とおぼしき娘役が穴井千尋。これがまた、おバカな娘役っぽくてよかった。バカでもこういうのがトップになったりするんだよそーそー、と言いたくなるような娘役っぷり。はるっぴと「キスシーンの練習」をするところがある。少女歌劇のキスシーンて、自然に後ろを向いたり男役がうまく手で口元を覆ったりしてクチビルがぶちゅっとなるのを隠すわけですが、この「キスシーン」を「練習している」という場面があって、舞台の奥ではるっぴとちーちゃんがキスのまね事っぽいことをする……と、ちーちゃんが「ギャー!」と叫び「ほんとにしたーー!」「舌まで入ったー(TдT)!!」というお約束の騒ぎになる。「兒玉遥と穴井千尋のキス……」って考えてみりゃすごいことで、可憐な女子同士でキスシーン、舌を入れたの出したのと、ナマでやってくださって……しかしまーったくドキドキしないのが可笑しかった。ま、芝居のスジの上でここでドキドキさせても困るとこだけどさ。ただのクスグリの場面だから。でもそんなとこからでも妄想をひっぱりだすのがファンというものですが、このキスシーンでは妄想はちょっと。だけどこの、やる気出して舌まで入れるはるっぴと、いちいちそれに騒いでる現実的なちーちゃん、てのがすごく「現実の、歌劇団の男役と娘役」っぽくてさ。あー、あるあるある、こういうやつ、と思った。そんなもんは狙っちゃいないでしょうが。

で、この「男役はるっぴ」「娘役ちーちゃん」、そしてまわりを固める一座の座員たちがわちゃわちゃやってる、ノンキそうな『博多の阿国一座』が、いざ「阿国が秀吉さまの妾にあがる」となった時に、みんなで立ち上がる! その弱っちいところがかえって彼女たちの絆の強さと、その背後にのしかかっている不幸な境遇を思い知らされる。で、そんな一座の中で、みんなに慕われているけれどさくらたんの阿国は、どこか孤独な立場であることも浮かび上がる仕組みになっていた。

そんな阿国を救済する者として降臨したのがキヌタということになる。

(つづきます)

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