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大日貴

吉祥寺2

また今日も自転車で町に出る。
うちから町に出るとなるとまず中道通りの西の端っこから入っていく(水道道路沿いに行ってもいいんだけど水道道路じゃつまんないし……と思ってたら水道道路にすらいろんな店が出現しているのでたまげる)ことになるんだが、中道通りの西の端(ロジャーズの社長の家のあるあたり)なんて昔はただの道だったのに、もうそのへんから「吉祥寺に来た人」びとであふれている。なんか人が行列してるから何かと思うと「はらドーナツ」の店ができてて、えー、はらドーナツなんかに並ぶのか、東京の、吉祥寺に来るような人も、と思った。あのランクのあのテイストのドーナツならフロレスタのほうがうまい。フロレスタがここにできたとして、こうまで並ぶような気はしない。はらどーのほうがオシャレっぽいからな。所詮そんなもんでつられてきてるのである。四つ橋筋あたりにはらドーナツがあるけど人なんか誰もいないぞ。大阪のほうが進んでる。

中道通りをそのまま東のほうに向かって歩くと、もう息がつまってくるほど人が増えてくる。なんだこれは。途中、『CAVE』に寄ってカエル買いをしたが、CAVEなんていつ行っても常に私しか客はいなかった(たまたまか)のに、今日なんか他に5人ぐらいいてカエル物を買いまくっているではないか。CAVEのお姉さんはいい人なので、流行ってお金が儲かるのは喜ばしいことだが。

CAVEよりも駅寄りなんてもう、竹下通りみたいな有様である。よそから来てるとおぼしき人はやけにうわずってるし、地元の人とおぼしき人は「フフフ私はこんなところに住んでいてふだんからオシャレ暮らしをしているのよ」的に威張っている(ようにしか見えない)。こんな竹下通りみたいなとこに住みたいのか皆さんは。しかし竹下通りが至近にありながらもすぐ近所は閑静な住宅地で緑もあってというあたりが憧れられる主因なのか。

今日めぐったのは、ブックスルーエから、サンロードから北上してドイツパンの『リンデ』、ここでドイツの黒パンにはちみつとクリームチーズの分厚く切ったやつをはさんだサンドイッチと、ヌスエッケンというドイツ菓子を買ってアイスティーと一緒に食べた。私は西洋の中ではいちばんドイツの食が好きだ、ということを再確認する。固くて重くて緻密で濃くてじっくりとしたものが好きな者にとってドイツの食べ物はパンでも菓子でも料理でも味つけでもすべて最高。ただ、店でもらってきたメニューカタログによればすごくうまかったヌスエッケンは1つ食べたらカロリーが500超である。そのあと別の店で各種のものを買い、食い、すべて終わってから知った。

そのあと五日市街道を西へ向かって、『A.K.Labo』。ここもオシャレ極まりない店だが、なにぶんにも駅から遠いんで、それほど駅からはみ出してきた程度の人はいない。ただ、ということは、わざわざ来るほどのオシャレ人か、あるいは店の真ん前にある成蹊大学(同じ市内に住んでいてもまったく無関係だと思わせられた金持ち学校)の生徒やその係累(つまり金持ち)が客筋の大半なんじゃないかと思われ(邪推かもしれない)、しかしお店の人はたいへん感じがよくて、きのうのダンディゾンほどじゃないが、何か「いたわってもらっているから」なんじゃないかという気がした。ここで、ムラング・シャンティというお菓子とアイスティーを喫する。この画像でみるとシャレただけの小菓子みたいに見えるかもしれないが、実際はハッとするほど大きい。でかい私の手の握り拳より大きい。女としては相当にでかい大ちゃんの手の握り拳よりも大きいと思う。メレンゲはちょっとキャラメル風味で、クリームはちゃんと本物の生クリームで、やたら美味しかった。これを食べてる時はまだリンデのドイツ菓子の500キロカロリー超のことは知らなかったのだな。ところでこれはゲンコツみたいな形なので座りが悪い。お店の、可愛くてなおかつ感じのいい、けれどその感じの良さが何かあるんじゃないかという私の邪推を招いてしまうお姉さんは、これをショーケースから取りだして皿に載せる時、二回連続で皿の上にころんところげさせてしまい、天地逆になっちゃって、しかしゲンコツ状だから別に天地無用な感じだからいいようなもんなんだけど、その都度新しい皿をだし新しい物をお皿に盛ろうとして、二回目を失敗した時には「いいですよそれで」と言ったんだけど、恥ずかしそうに笑って三つ目の物をやっと天地無用にせずに皿にのっけて渡してくれた。天地無用になって横によけたやつはどうなるんだろうというのが、すべてを消化して空腹になってきた今、とても気になっている。それから、「いいですよ」と私が言ったのは、あまりにも自分が地位が低くマイノリティな気分になってしまっていたので、そう言うことでせめても地位を高くしたい、という気持ちがあったのだと、今となって思う。

そのあとはさらに五日市街道を西下して、『パティスリーヴィエノワズリーアオイ』(この店名はないよなあ)で、ネギとアンチョビのキッシュ(吉祥寺キッシュ、という名前なのが情けない)、ファー・ブルトン、バナナとナッツのタルトを買った。そしてまたぐるっとまわって中道通りに戻り、西の端っこのほうにある緑地みたいなとこにあるベンチにすわってキッシュを食べたのだった。長ネギというのはうまいですね。しかしいったいこの買い物で何キロカロリー摂取したのであろうか。

あ、朝ご飯は、きのうのダンディゾンのパンを食べた。あのオシャレすぎなところが敵だと思っちゃっているのか、それとも一日たっちゃったパンをあっためもしないで食べたからか、ふつうだった。というかそれほどでもなかった。というか、うまくなかった。いや、まずかった。

吉祥寺

きのうからしばらく吉祥寺に滞在するので、美味しそうな食べ物屋でも行ってみようと考え、私における美味しいものはほぼ甘いものなので、そういう店をピックアップしてみた。吉祥寺といえばアテスウェイとレピキュリアンなのか、と考えたりするのも吉祥寺を離れて25年になるのでよくわかってないのである。そこで調べて心惹かれた店を三つ選び出す。『ステファノアンナ』『ダンディゾン』『ことり焼き菓子店』。ことり焼き菓子店は吉祥寺じゃないが自転車で移動するので行ける範囲だ。ことり制覇も目的にあったし(前記事参照)。

『ステファノアンナ』は、これがうちの近所にあったらどれだけいいか、と思われる店だった。イタリアの焼き菓子を売ってる店なんだけど、店のおばさんが感じよくてなおかつ値段も安い。2400円も買ったんで安くなかったかもしれないが、「すげー安い!」という気持ちにさせてくれるのは安いってことだよ。ステラおばさんのクッキーよりも安い、と思ったというのが何か自分のダメさを表してるようでイヤなんだけど。

そして次に訪れたダンディゾン。ここはすごかった。異様におしゃれなパン屋である。こんな店には二度と来られない、と思うぐらいおしゃれだった。そして店員さんの感じがいい、というのもを圧迫を与える。大阪のフールドアッシュの店員さんも感じがいいんだが、そっちは大阪だし、親切にしてくれてると思わせられるんだけど、ダンディゾンの店員さんの感じの良さは「私なんかこんな店に来るような人間じゃない、人間以下の存在だ、そんな人間以下の人に親切にする、それがノブレス・オブリージェ」という感じなんですよ……私のひがみかもしれないけども。怖ろしいんでまだ買ってきてパンが食べられない。

しかし吉祥寺はすごい町になってるなあ。この町が「いちばん住みたい街」って、何か間違ってるような気がする。

日本全国鳥めぐり

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今、私が把握している限り日本には「ことり」の名前のつく食べ物屋が三つある。いやもっとあるかもしれないが私が知ってるのが三つ。愛媛県松山市にある『鍋焼きうどんことり』、大阪市西区(なのか)にある『喫茶ことり』、東京都武蔵野市にある『ことり焼き菓子店』。くしくも三つのうち二つが「焼き」に関係しているが、鍋焼きうどんのほうは、やわらかく煮込まれて出しもほんのり甘口、な印象なのであまり「焼き」が感じられないが、焼き菓子のほうは屋号ですでに「ことり焼き」とも読めてしまい、何か、若鶏に塩をパラリとふって備長炭で皮目がぱりっとするよう焼かれた香りがただよってくるようだ。

それはいいとして、この三つを制覇するのはけっこうたいへんである。東京と大阪と愛媛。しかし私は愛媛に住まっていて、すでに鍋焼きうどんは手中に収めた。大阪はしょっちゅう行くから早晩行ける。いちばん遠いのが東京だったわけだが、たまたまことり焼き菓子店と同じ市内にしばらくいることになったので行ってみたわけだ。

わかりづらいところにある店であった。こりゃ自転車なかったら行くの容易でないわ。で、お店が何か不思議で、横に広いが奥行きがなく、焼き菓子の種類もそれほどなく、その「ない」感じは完璧に「おしゃれ」に直結しているのだ。そしてお店のお姉さんの雰囲気が固い。別に感じが悪いわけじゃないが、固い。その「固さ」はおしゃれとは斜め上の感じで、そこが不思議だった。二つ目のことりを制覇して気はすんだ。少しこの店は値段が高いと思った。

貝のリキュール

三木富雄に見せたかった。三木富雄は別にキレイなのを欲してたわけじゃないかもしれないが、キレイなものをキライなこともあるまい。

別カレー

鍋にオリーブ油を敷く。うちのオリーブ油はニンニクの切れっぱしを次から次へと放り込んであるのでニンニクの香り。油が熱くなってきたらクミンシードを適当に投入。ぱちぱちしだしたところで、ニンニク薄切り、新タマネギみじん切りを入れて炒める。タマネギがしんなりして薄キツネ色になったあたりで合挽肉を入れてさらに炒める。肉があらかた炒まったところで塩、こしょう、カレー粉を入れてさらに炒める。そこへ、細切りのキャベツ(余っていたので入れた。なくてもよい。ニンジンのみじん切りを入れたほうがもっと良いと思われるがニンジンがなかった)、切ったエノキタケ、マッシュルーム薄切りを入れてもっと炒める。全体に油がまわったあたりで、水ひたひたとレンズ豆を入れ、「カレーの壺チキン」を2さじ。カレーの壺チキンがなかった場合は、トマトを適当に切ってつぶしたものと、ガラムマサラを入れる。汁気がなくなってきてドライカレー風になるまで煮込む。味見をして塩味をきめる。玄米にかけて食べる。

自分の事

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私は一日に2回ぐらいこういう顔でこういう事を考えてる……。

ともだちいないの? 2010-04-19

  • 00:27  顔グラデーションで思いついた。中田カウス→司忍→三宅伸。

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