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大日貴

サファイヤには似てないけれど

冨田勲のテレビ音楽を集めたCDがあって、『天と地と』とか『70年代われらの世界』とか入ってるんです。「あーおーいちきゅーうーはだーれものーものー♪」とか(異様に懐かしい。しかし70年代って40年前とは驚く。番組宣伝までおぼえてるからなあ。丘みたいなとこを子供が大量に駆けてくるやつ。しかし番組の内容はおぼえていない)。『新日本紀行』も聞いてて「ごおーっ」と気持ちを動かされる。しかしまあそれはオマケのようなもので、このCDを買ったのは『リボンの騎士』のオープニングテーマが入っていたからなのだ。
『リボンの騎士』の放映時は見てない。『ジャングル大帝』の放映時は裏番組の『怪獣ブースカ』見てたし、子供の頃にちゃんと見た手塚アニメって『ワンサくん』ぐらいかもしれない。なので『リボンの騎士』といえば私には、割礼のほうになる。良い曲だと思って聞いていたら、ギターのフレーズにちらっと『リボンの騎士』の一部分が出てくるとだんなに言われて「へー」と思ってネットで調べて聞いてみたらほんとにそうだった。そして、子供の頃にちらっと聞いたことがある、という記憶が蘇った。で、割礼のリボンの騎士とはぜんぜん違うが(あたりまえだ)すごくいい曲だったこともわかったのだった。それがCDになる。これはぜひほしい。

が。新録音なので、歌も新たに別の人が歌っていて、それがどういうわけか大浦みずきなのだ。なんでいきなり大浦みずき。なんか理由はあったんだけど忘れてしまった。大浦みずきの歌声はキライじゃないけど『リボンの騎士』には合ってないと思う。なら大貴誠に合ってるのか?と問われたら、というか世間にそれが問われた場合反対意見も出てきそうなことは承知してるが、でもこの曲聞いてるとすごく素敵に歌ってくれそうな気がしてくるのだった。

こっちはぜったい違う。しかしこうやってみると宍戸はかっこいいな。

おまえのいぬになる*8

承前)
男役問題についてはもう決着がついている。
歌劇団で男役やってたスターが退団して男役やってるのはどうにも受け入れがたい気持ち悪さがある。エンバーミングみたいで。生理的にイヤだ。現役時代に男役やってた時の映像とか写真なんか見ると「こんないい男はいない」と思う。それは在りし日の映像だから別に構わない(でもいつまでもそればっか見てるのもどうかという気はする)。退団した後、なんか身につかない女の格好をしていたりすると、食べたセンベイがしけってたような気分に陥ることはある。これもまあ仕方ない。それでもなによりも気味悪いのは「やめても男役の扮装」。ほんとにエンバーミング。そばに近寄りたくない。何かがくっついてくるようで。さわったら指からじわーっとしみこんできそうで。塩持ってきて塩。桃でもいい。

しかしだ。
黒のジャケット、白のシャツ、パンツ、なんていう格好をしてるとどきっとしたりするんですよ。

まあ、いわゆるパンツスーツスタイルなんだけど、そんなものはごくふつうの格好です。しかし時にどきっとする。パンツスーツならなんでもいいわけじゃなくて、「コレだ!」というシェイプがある。それはどういうシェイプかというと、デザインスーツみたいなのはまるっきり違う。ごくふつうの、細身ですとんとした、……考えていった先には「黒の燕尾服」というのがある、のだった。黒燕尾っていったら「歌劇の男役の正装」じゃないですか。黒燕尾着てほしいのか私は、大ちゃんに、いまだに! ちなみにブラックタキシードは別にいい。タキシードってのはどうも好きになれない。現役時代着てて似合ったからそれはそれでいいんだけど、黒タキ禁止令が発令されても構わない。しょせんヤンキーの正装だ。ですから黒燕尾。黒燕尾の香りのするものがふっと香った時があやうい。これは、いやだいやだと言いながら、男役が忘れられないのか。エンバーミングとかいって厭悪しておきながら実は自分の中にネクロフィリア趣味のあるということなのか。アメリカ南部の保守のおっさんが自分の中にあるゲイ趣味を恐れてゲイ差別に走っているようなものなのか。

と、悩んだりもしたわけです。しかし実際、黒燕尾はかっこよかったんだよなあ。OSKの男役で黒燕尾がよくてどきどきしたのって大貴誠と貴城優希ですよ。黒燕尾の肩のへんね。こう、近寄った時の布地のにおいとかまでがこちらをくらくらさせるような。
しかしだ。大貴誠は(貴城もだけど)もう退団した。職業としての男役はやめた。女はふつう黒燕尾着ない。着るときは経帷子になる。そんなのはいやだ。でもそれって頭で考えてる「イヤ」で、胸に手をあててよく考えたらそういう気持ち(私としてはそれを劣情と呼びたい)を捨てなくてもいいのではないか。もっと自由にやりたいことやるべきなのではないか。……などとぐるぐる考えて結論がでないでいたわけだ。
そんな時に大貴誠の重要なお言葉がもたらされた。(つづく)

ともだちいないの? 2010-03-25

  • 00:25  雨もやまない。現状を打破するためにもiMacを買うか。
  • 00:26  OSをTigerにした時は嬉しかったものだが、今ではTigerに対応してないソフトの多いこと多いこと。
  • 00:27  TigerとLeopardだったら動物としてトラのほうが格上だと思うけどなあ。
  • 00:36  @nigaba そういう時は全部捨てます私は。必要なもんがなくなっちゃってあとですごく苦労するんだけど「買えばいいや」と思って捨てます。冷蔵庫も汚れてきたんで捨てたい…… in reply to nigaba
  • 01:14  @nigaba 混沌のあげく「何もかも捨てられる人間」になれてしまうのですよ。買ったばっかで読んでない本(そして読みたい)も捨てちゃって。発作かもしれない。 in reply to nigaba
  • 02:00  知り合いがブログでヨガをやった話を「ヨガってきました」と書いていて、指摘すべきなのか悩む。指摘するとしてどう説明したらいいかも悩む。
  • 02:19  また26時を過ぎてしまった。でも寝るのが怖ろしい。
  • 06:13  9ヶ月モノの塩豚をきょう料理してみたんだけど(煮込んだ)、肉にも塩味はついてないしスープにも塩味がつかなかった。あれほど大量にすりこんだ塩はどこに。
  • 08:18  何かいいことないかなあ。
  • 14:57  宗教上の理由で肉が食べられないからかわりにケーキを食う、か……(遠い目)。日本はやっぱりダメだ。
  • 18:18  ファッジの味に飽きてしまった。
  • 18:37  パート・ド・フリュイはおおむね美味しいのだけれどなんであのジャリジャリの砂糖をまぶすんだ。栗の中でジャリジャリしてイヤ。
  • 18:45  栗の中って何よ。口の中。マロングラッセと称してジャリジャリの砂糖がまぶしてあるのもイヤだけど。
  • 19:46  これすごく自分のことだよ……RT @zevonkeirin: 自信のないやつの「改善」は傍から見ててたいてい意味のないことが多い。うちのオヤジの植木鉢の位置変更しかり。
  • 19:57  @dana_dan2 ああ、トルコの煮込み料理だなんて! それがタダだなんて! in reply to dana_dan2
  • 19:57  煮込みとピラフって最強の組み合わせだと思う。「粕汁とかやくご飯」とか。
  • 22:58  @tsurock マンガでチェスって、大和和紀の『キラ』ぐらいしか思いつかないんですけど、チェス=知的アイテムのマンガってそんなにあるんですか。 in reply to tsurock
  • 23:00  日曜日は三津ジャンボ市で牛スジと牛テールを買ってきて煮込んでカレーをつくる(こう考えて現在の空腹を鎮める)。
  • 23:06  @tsurock あ、青年誌。あー、見たことないけど見えるような気がしてきた。御厨さと美とかも書いてそうな。 in reply to tsurock

おまえのいぬになる*7

承前)
(タイトル変えました。元歌(I wanna be your dog)はつまんないんですけどね。パンクのライブに行くとやたらみんなカバーしてて、なんでこんなつまんない曲なのにみんなやるんだろうと思ったけど、考えてみると「カバーがしやすかった」のかもしれない。コピーが簡単でなおかつやるとそれふうの雰囲気になる。つまんないパンクのライブを象徴するような曲だった。このつまらん曲をもってきてこのタイトルに変えた遠藤ミチロウはえらい)

で、大貴誠によって、大貴誠を知る以前であったらぜったい受け付けなかったであろう音楽を聴き、その良さも知った。
で、私には昔から好きだった音楽や曲がある。After DinnerやCock’c’nelやライ・クーダーや『喝采』や『Blood Star』。
で、私の好きな曲というのはどうも大貴誠が歌っても良くなさそうなのである。

09年5月のそごう劇場のコンサートの時、こんな曲を歌ってみてほしいな〜、というものを考えた。
しかしなんでもかんでも自分が歌ってもらいたいものを歌ってほしい、だけでは通るまい。そこで考えたシバリは、「かっこいい曲」「せつない曲」「リリカルな曲」「大ちゃんの声が効果的に聞こえる曲」「歌ったことなさそうな曲」。
最初の4つはいいとして最後の「歌ったことなさそうな」というのは、退団して最初のコンサートで在団中の歌歌うのはどうか、と私が勝手に考えて自分をシバッていたのであった。それでいうと「退団して男役はやってくれるな」というのも強固にあるわけだがこの話はまた明日。在団中の歌というのは当然のこと「歌劇の歌」で、大ちゃんで歌劇の歌の良さを知ったとはいっても、大海原であえてそれを釣ろうと思わない、ってのもある。
でも考えてみて、私がコレと思う曲は、大ちゃんに似合わないのだった。『Blood Star』はだめ、『喝采』も違う、Hacoの曲なんかどれもぜんぜん違うし『レイン・ソング』はリリカルの方向性が違う、『パープル・モンスーン』も『黒のクレール』も合わない。大貫妙子はもしかしていけるかなと思っていろいろ聴いたけど微妙なところで違うから惜しい。でも微妙な違いってのは致命傷だしなー。もしかしていちばんイケるんじゃないかと思ったのがビョークなのだが、何かこうすすめるのがためらわれるのだった(なんでだろう)。(つづく)

ともだちいないの? 2010-03-24

  • 頭で同感だと思ってても体がその口調を受け付けない時がちょくちょくあるけどなんとか頭に従いたい。 #
  • @tetsuko_no_koya 長谷川忠司っていう人を存じ上げなくて、検索しても出てこなくて、どういった顔の方ですか。林直人(notアウシュビッツ)系ですか? in reply to tetsuko_no_koya #
  • 江ぐちにはもっとも似合わないと思うコトバだ…リスペクト……RT @qusumi: え、知らない!なにそのリスペクト店て!?RT @mokizo: @qusumi 新橋の方に江ぐちリスペクトのお店ができた話もほほえましいですが(^^) #
  • 「リスペクト」と「真逆」ってコトバは何にせよ使われてるのを見るとなんかぞげ〜っとする。 #
  • @tetsuko_no_koya 東京グランギニョルで似た名前の方がいたような、と思ってたんですけど違ったみたいですね。ボアダムズはゴッドママが抜けて以降ライブ見てないんできっと見たことないなあ。チルドレンクーデーターはいやっちゅうほど見たんだけどメンバーの顔がのっぺらぼう… in reply to tetsuko_no_koya #
  • [11:35]今起きたなんてすごく『だめなわたし』。 #

哉走りその6

承前)
ライブのほうのカードに書いてあった曲目。

TREASURE
スイングしなけりゃ意味がない
大阪
My Home Town
心をこめて花束を
I Love You I Want You I Need You
Stars
That’s Life

……ふだん聞いてるような曲がない。
私は音楽がそれほど好きでもないんじゃないかとこういう時に感じる。家にいる時も外に出かける時もずーっと音楽は聴いてるけど、決まった曲をぐるぐる繰り返して聴いてるだけだ。iPodに曲が1000や2000も入るっていうけど必要ない。あんまり好きじゃない曲は聴いてられなくて流し聴きってこともできない。なので80曲ぐらいをぐるぐるしている。家にいる時は自分で編集したCDが二枚のみ。新曲が入り込んでくることもめったにない。おまけに、ジャンルで音楽を差別しているので(わかってんならやめろよと思うんだけどそれが正しいという気持ちも多少捨てきれない)、ほんとうに音楽に関しては世間が狭い。
しかし、歌劇というのは歌の劇っていうぐらいで音楽が山ほど流れ出る。ふだんぜったい聴かないようなジャンルの音を、それこを浴びるように聴かされた。そこで私はけっこう音に対して目が開かれたのである。ジャズやミュージカルナンバーにはとても力のあるものがあるということを知った。もっと驚かされたのは民謡。異様にかっこいい。そして、ビートルズやストーンズの曲を歌劇が使う時はどーしようもなください編曲にされる。というかロックバンドの曲はなぜかだめにされる。ロックじゃないものがすごくロックになってることがあるのに、これは不思議。
しかしとにかく私の音楽の基本はロック(notヘビメタ。断じて!)であるので、ロックな歌を歌ってくれる人が好きなんです。あ、ロックの歌って、シャウトとかいうんじゃないです。それはいらない。

なんか大ちゃんて歌はダメみたいなことになっているようだが、私にはあれで充分で、というかハマッた時には誰よりもよかった。朗々とした歌じゃなくてもっとさらっと歌った時。さらっ、とざらっ、の中間ぐらいの。写真でも、つやつやのミラーコートじゃなくてマットコートのほうがいいというか、もっといえばザラ紙に印刷してあるようなのが好きなので、大ちゃんの、地声と裏声の境目ぐらいの、息がまじってかすれた声など、ちょっとない魅力です。歌劇というとやはり声楽が基本にあるので、どうしてもミラーコート的な発声が良しとされるし、それが似合う場面ももちろんあるんだけど、ちょっと無造作な息の混じった歌声のほうが好きで、そっちが私の考えるロックの歌声である。ヘビメタはシャウトでミラーコートで桜花昇ぼるで非ロックだろう。(そもそもヘビメタはロックではない、という私の前提はご理解いただけるんだろうか)(つづく)

哉走りその5

zaza

承前)
なんだかんだと言いながらずるずるとひきずられていくのは、それは「基本的なところで信頼している」からです。「保守反動的な思想に走る」とか「ヤンキー趣味」とか、いろいろと「これをやられたらアウト」というものが広範囲に埋められている地面をなーんにも考えずに歩いていて「ソレ」を踏まない、というのことについてはなんとなく信頼しているのだ。たまに「塀の上を歩いていて内側によろけてる」時もないではないが、あやういところで踏みとどまってくださる。

大貴さんはロックファンだったことはないみたいだけれども、ライブハウスでとんちんかんはしない。しないだろう。根拠もなくそのへんは安心していた。しかし油断してはいけない。方丈記か徒然草にも「最後まで気を抜くでない」という教訓随筆が載っているぐらいである。この日は二回公演で、1回目と2回目では内容が違って、1回目が「ライブ」である。2回目が「サロン」でこっちはお茶とお菓子が出る。こう聞けば、やるのが元歌劇の男役スターなので「スター様ライブ」と「スター様おサロン」みたいなもんになると思う。しかし見終わって見れば想像とは逆をいかれた。ライブと思っていたほうがサロンでサロンがライブだった。

会場は黒くていかにもライブハウスである。さすがにスタンディングというわけにはいかなくて、イスが並べられていた。ポストカード大のプログラムが配られて曲目が書いてある。先にやる曲がわかるってのはいいのか悪いのか。私ならなるべく隠しときたいと思うが、知らない曲をやられると最後まで知らないままなのでいいなと思っても終わったあとに話題にもしづらいから、できれば終わった時に「今日はこのようなプログラムでした」と紙でも配ってもらうのがいちばんいいがいかにも間が抜けている。ライブハウスに通ってた頃、終わってからステージの地べたやマイクスタンドに貼りつけてある曲順表をサッともらって帰ったもんであるが、あれがいちばん程のいい「曲目の知り方」かもしれない。あれはバンド男が直筆で書いてたから「サイン」という側面もあるのだった。

でもやはり大貴誠はバンドマンではなく、ライブハウスでライブハウスに似合ったことをやるとはいっても、ロックをやる人ではないので、きちんと4色で印刷されたプログラムのほうがいいのだった。これが折ってあってパンフみたいになってるんじゃなくてただのハガキ大の厚紙だったのがライブっぽいと思った(が、そんなどうでもいいことに気をとられてた客は私ぐらいか)。(つづく)

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