桜の園と竹の苑

あー、今日、桜まつりか……。
桜まつりの日に書いた日記のネタは辛うじてOSKのことが出てきたが、載った写真が近江飛龍とは……(でも飛龍さんは大貴誠以来はじめて『現代の肖像』で書いてみたいというか読んでみたいというか、そういう人です)。

桜まつりをやってるとおぼしき時間、松山市駅の周辺を歩いていた。駅のそばに、「デザイン事務所に勤めていた心優しい男女が、結婚し、会社をやめて、エレベーターもない古いビルの3階に、手作りの小さな、焼き菓子のお店をひらきました。古いビルの漆喰の壁を活かして、内装はふたりでこつこつとしあげました。やっとできたたからもののようなお店」というような、そんなことは名乗ってないし全部勝手な想像だが、そんな感じの店がある。売ってる焼き菓子はちょっと高いけど私好みの味なもんで、行ったのだ。2回目。古いビルの階段を上がり、ガラスのはまった扉をあけると、心優しいご夫婦が接客してくれて「また来てくださってうれしいです」とか言ってくれるのである。そういうことを言われるとうれしいと思う人もいるんだろうけど私は気分が重くなって次に行けなくなるタチなので困った。しばらくは近づけない。

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