吉祥寺

きのうからしばらく吉祥寺に滞在するので、美味しそうな食べ物屋でも行ってみようと考え、私における美味しいものはほぼ甘いものなので、そういう店をピックアップしてみた。吉祥寺といえばアテスウェイとレピキュリアンなのか、と考えたりするのも吉祥寺を離れて25年になるのでよくわかってないのである。そこで調べて心惹かれた店を三つ選び出す。『ステファノアンナ』『ダンディゾン』『ことり焼き菓子店』。ことり焼き菓子店は吉祥寺じゃないが自転車で移動するので行ける範囲だ。ことり制覇も目的にあったし(前記事参照)。

『ステファノアンナ』は、これがうちの近所にあったらどれだけいいか、と思われる店だった。イタリアの焼き菓子を売ってる店なんだけど、店のおばさんが感じよくてなおかつ値段も安い。2400円も買ったんで安くなかったかもしれないが、「すげー安い!」という気持ちにさせてくれるのは安いってことだよ。ステラおばさんのクッキーよりも安い、と思ったというのが何か自分のダメさを表してるようでイヤなんだけど。

そして次に訪れたダンディゾン。ここはすごかった。異様におしゃれなパン屋である。こんな店には二度と来られない、と思うぐらいおしゃれだった。そして店員さんの感じがいい、というのもを圧迫を与える。大阪のフールドアッシュの店員さんも感じがいいんだが、そっちは大阪だし、親切にしてくれてると思わせられるんだけど、ダンディゾンの店員さんの感じの良さは「私なんかこんな店に来るような人間じゃない、人間以下の存在だ、そんな人間以下の人に親切にする、それがノブレス・オブリージェ」という感じなんですよ……私のひがみかもしれないけども。怖ろしいんでまだ買ってきてパンが食べられない。

しかし吉祥寺はすごい町になってるなあ。この町が「いちばん住みたい街」って、何か間違ってるような気がする。

PAGE TOP