悲劇って何
OSKのロミオ&ジュリエットを見てきた。つまんなかったなあ。きれいだったけど。音楽もまあまあきれい(でひっかかりがない。良い意味でも悪い意味でも)。ロミジュリってこんなにバカな話だったのか、ってのはよくわかった。で、そのバカな話をそのまま提出しましたという舞台でした。ということは、この舞台でいちばん言いたかったことは「世間では美しい悲恋のように言われていますがこれはバカな話です」ってことなのか。まあちがうでしょうねえ。死体とダンスの場面はよかった。工夫に思えるのがそこぐらいだったのが。フェンシングの殺陣がもたもたしてるように見えるのはたぶん振付のせい。でも全体に下品に流れることなくゆーったりと話が進んで、これはセリフがいらなかったんじゃないか。なぜかというとみんな芝居がいまいちだった。「お芝居をやっています」みたいな。だから話がバカなのがますますきわだっちゃったかな。あと舞美ちゃんはジュリエット役者じゃないと思う。しかし楊ちゃんもジュリエットに惚れてるように見えないロミオでしたなあ。でも見た目がきれいだったからそこは助かった。きれいなのがいい人にはいいと思えるだろう。
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