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大トビ(その2)

なんで私はこのショーの『インターネット』の場面がそれほど嫌いじゃないんだろう。いや、ダメだと思うけど。というか、作者の北林先生がいちばん「こんなはずじゃなかった」と思ってるんじゃないでしょうか。たくさんの人が関わって何かつくるということになった時、出来上がりを見た瞬間「(´Д`)……」となるのがすごくよくわかるのです。そういうことをすべてひっくるめて作者は責任を負わないといかんわけだけれど。

このショーを都合5回見ました。だいたい、感想は固まりました。何かを評価する縦軸が「正しい・正しくない」で横軸が「好き・嫌い」とすると、これは「正しいが好きじゃない部分が多い」というものなのです、私にとって。好きじゃないところは、

「高世少年とチェリーガールズ」よくよく考えるとここがいちばん好きじゃないかもしれなかった。高世が出てくる意味がないつくり。あと、高世さんの若者演技は「またこれか」感をかもしだす。相乗効果でじわじわとつまらない場面になってきた。

「キャラバン」やはり原因よくわからないがつまらない。最初に見た時に「うわ!嫌いだ!」と思った理由はオセイリュウのフロアショーに見えたからなのですが、何回か見るうちにその感じは失せました。でもやっぱりあんまり面白くない。

「マシュケナダ」とにかく衣装がイヤ。あのラテンの衣装はもう捨ててほしい。問題はそこだけです。あれが、2005春の『情熱の太陽』の時の白衣装だったら大好きな場面だったと思います。曲も振付もいいし。でもここで白やるとフィナーレ前の白とかぶるか……。

「蝶」蝶の衣装さえどうにかなってれば……。いや、兵士が片方水色で片方黄色なのもへんだった。桜花ちゃんだけ水色のスカーフでもつけてりゃ。それから! この場面見るたびに「そうだそうだ!」と思ってその都度忘れてた。私は男役のスターブーツってのがどうしてもかっこいいと思えん! この桜花ちゃんもスターブーツでガックリ。

「ジャポネーゼ」OSKにヤンキー色混入するのはやめてほしい。でも人気あるのね。やっぱり日本人の心のふるさとはヤンキーなのね……。この場面見てつくづく思うのは、高世は貴公子だけどヤンキーに染まりやすい体質なんですな。桜花ちゃんがここに出てたら、ヤンキーじゃないへんなバケモノ的なものになっていただろう。それから、この手の場面になると桐生さんが(ほぼ)必ずやる、あの石川五右衛門みたいな髪型。あれじゃなくてもっとかっこいい髪型がぜったいあるはずだと思うんだけど。ふと思ったが、札幌のYOSAKOIソーランに、この衣装と扇子とアッチー先生の振付でエントリーして賞を取って知名度上げる、というのはどうだろう。私としてはゲンナリですが、宣伝の一環で目をつぶる。

「インターネット」人が言うほど嫌いじゃない。が、やっぱダメですな。装置をせめて、iMacのかっこにするとかぐらいで相当違ったんでは。バレたら米Apple社にとんでもない金を請求されたりして。いや、おあつらえ向きにDVDも出ないし(違)。

「構成」今回いちばんひっかかるのがこれで、ガタガタしてると思う。ブツ切れのありきたり場面寄せ集めショーじゃないのはよくわかるのだけど、各場面に新しいことをやろう、意味をあるものをしよう、という意義に溢れてるためにそれが並ぶとどこがヤマなのかよくわかんないことになっていた。

今回のショーは、パレード前の『歓喜の歌』がすごくよかったので、ガタガタしている構成も「まあいいか」な気持ちになる。『歓喜の歌』の櫻子ちゃんが1人で階段からおりてくるところの「満を持した」感はなかなかよかった。あそこ、曲もいいし衣装も(ヒラヒラしすぎだけど)まあいいし、振付もフォーメーションもいい。あれが中詰めですよね。いや大詰めか。


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