舞台

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みすえる

見据える男

あるネット掲示板(……)を見たら、「劇団員が自分で構成演出するのはよくない」「よくないってほんと?」「だってダメじゃん」「何がよくないの」みたいな会話が交わされていた。 まあふつうに考えて「プロパーじゃない人間がやるのはいかがなものか」ってのがあるし(だから、振付家が演出をやるこ […]

楊ちゃんの開演アナウンス

夏の楊

公演でやだなあ、と思うことがいくつかあって、内容じゃなくて客のリアクションの話ね。 リフトで拍手するの。これがイヤなんだ。 いやそれがほんとにOSKの決まりなのかどうか知りませんし、へんな決まりなら守るいわれもないわけだが。私だって、とんでもない凄リフトなら拍手も惜しまないが(人 […]

#劇はじ の可能性とこれからのHKT48(前)

劇はじ

HKT48がオンライン演劇をやるプロジェクト『HKT48、劇団はじめます。』を見た。見て、わりと思うところがたくさんあったので書きます。   AKBグループ出演による2019年博多座『仁義なき戦い』が「今後十年後に至るまでたぶんNo.1演劇」と豪語してはばからない私とし […]

荻田浩一の虚無への供物

ハンサムガールズ

新宿二丁目のA Day In The Life読書会で『虚無への供物』をやるというからまた読み直して中井英夫の他のやつも読み返してみてつくづく思うのは私は中井英夫の小説は『虚無への供物』以外はそれほどハマらないんだ。『虚無への供物』の何が面白いのか小谷野敦に問われて「笑えるところ […]

Victoria!の整い方

ハリハラ様

↑これはビクトリア女王。荻田先生に似てるような……( ・∇・) 書き忘れたのでちょっと『ツクヨミ』のこと。台詞とか歌詞の「日本語がとても端正」だったのもよかったです。へんな言い回しとか間違った言葉とかヤンキー耽美みたいな歌詞(どんなんだ)があるとほんとイヤなんだ。『ツクヨミ』はそ […]

ツクヨミの月光領域

なかよし

中井英夫のエッセイを読んでたら、 「同性愛は月光領域に属する」 という一節があって「うっ、そうか、そういうことか」といろいろ納得してしまった。いや、ツクヨミのことです。あれだけ月をフューチャーしてたのは月光領域だからか、と。この作品の一大特徴は、 「ヒーローはいるがヒロインはいな […]

ツクヨミ大衆演劇問題

まんなか傾奇者政宗

2016年の日記読んでたら「楊ちゃんの舞台姿(見た目)が若丸に似てる」って書いてた。若丸とは都若丸。大衆演劇の『都若丸劇団』の座長。なるほど。2016年に似ていて、今はどうなのか。タイムリーにそんな日記を見つけたので、「『ツクヨミ』は大衆演劇っぽいのか」について書きたい。 大阪松 […]

ツクヨミ成長譚 其の壱

首を斬り飛ばされる入鹿

鞍作 天宗を尽し滅して 日位を傾むけむとす 豈天孫を以て鞍作に代へむや 大阪松竹座『春のおどり 第一部 ツクヨミ 〜the moon〜』、初日の初回が終わった時の、会場の空気のビミョーだったことといったらなかなかすごいものがありましたよ。私も「ダメだこりゃ」と思い、友達に「日舞ア […]

桐生濤濤

たははのふたり

OSKのブルックリンパーラー配信公演、桐生麻耶ライブ、楊琳ライブを見た。配信ファンミーティング、楊チーム、桐生チームも見た。 (なぜこの画像……) この配信公演、見終わって思うのは「時間というものの力」。 何かが生まれて成長するのも劣化するのも腐敗するのも熟成するのも、みーんな時 […]

OSKの陰陽師史(その3)

桜花晴明

OSKの陰陽師史(その1) OSKの陰陽師史(その2) 2003年5月25日の『Endless Dream』千秋楽で近鉄を親会社とするOSK日本歌劇団は終わりました。その後は約三分の一の劇団員数で『OSK存続の会』が活動を続けます。 存続の会の最初の公演は近鉄劇場での『熱烈歌劇 […]

OSKの陰陽師史(その2)

明神丸

OSKの陰陽師史(その1) 近鉄がOSKの80周年記念公演をやり終えてから満を持したように解散を発表したのが2002年の夏。有志の劇団員で存続運動が行われたりしてる中、翌年5月のファイナル公演まで約10ヶ月の間に、こんないっぱい公演があったので今さら驚いている。 『ヒートアップレ […]

OSKの陰陽師史(その1)

桐生どーまん

7月のOSK南座公演、『陰陽師』やるんですって、北林佐和子作演出で。   そうか、陰陽師か。……思えばここに来るまで長かった、長かったよ! でも、もしかして……いや…まあいいや、とにかくOSKが陰陽師だ。安倍晴明だ。OSKで安倍晴明といえばいろいろありました。ということ […]

くろとかげたん

叫び〜〜〜!

2月見た黒蜥蜴というお芝居の話です。 黒蜥蜴って原作読んだけどわりと駄作なんじゃないか江戸川乱歩のものでは。ただ、何かと雰囲気に溢れているといいますか劣情を刺激するといいますか、 と思うんですよ(怖)。 宝塚で黒蜥蜴が上演された時、確か明智小五郎と黒蜥蜴が兄妹禁断の恋設定でしたが […]

2019年の収穫は「ちゃんとしたもの」

2人のローマ教皇

2019年の舞台ベスト3を選ぶ。 1位 『仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~(キャストA)』博多座 2位 『春のおどり 春爛漫桐生祝祭/STORM of APPLAUSE』大阪松竹座 3位 『         』 3位は内緒とかヒミツとかじゃなくてどう考えても決められなか […]

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