城月れいに持たせたい武器

れいのサイン

城月れいみたいな娘役は(娘役という言葉で表現できる人じゃないんだけどわかりやすくするために娘役とここでは言うことにする。女役と言ってしまうと意味が違ってくるし)今までのOSKにはいなかった。OSKの娘役は宝塚の娘役にくらべて「強い」と言われていて娘役が座長の大劇場公演もあったし男役引き連れて踊ってたし、近鉄時代最後の序列はトップ那月峻の次は那月さんの同期で娘役の千爽貴世だもん。さらにその次も娘役で、しかも学年が四年も若い若木志帆(白藤の叔母さんですね)でその次がまた学年が三つ上がって大貴誠ですよ。解散して存続の会ができてそこに参加しなかった人を抜いていったら、存続のトップは若木志帆かっていう話ですよ。OSKを宝塚と差別化するために若木志帆をトップスターとして売り出すとかいう考えもアリだったかもしれない。ただ「女役がトップスターで君臨」というとSKDがそういう時期があって。それが原因じゃないかもしれないけどSKDはああいうことになってしまった。よく宝塚ファンで「娘役好き」という人がOSKを見て「娘役の活躍する場面があっていい」と言っているけれど、OSKが娘役をトップスターにしたらどうなんでしょうか。娘役好きの人は娘役がトップスターの劇団に雪崩を打ってやってきてくれるんでしょうか。やっぱ、

トップスターは男役で!
娘役は添え物じゃない存在で!

なのを望んでるんじゃなかろうか。わかりませんが。和太鼓打ち鳴らしながら思ったことを述べてみました。さて城月れいですけど、今までOSKにいなかったタイプだというのは

近寄りがたい系大型美女

なとこですよ。そりゃ美人娘役は今までにもいましたけど、もっと甘かったり温かかったり渋かったりしていた。城月れいはキンキンに冷えたジントニックみたいである。ステンレスのタンブラーが冷えすぎて唇が貼り付くぐらいの。そこに四つ割りのライムをぎゅっと搾りいれてぐっとあおるとあまりの冷たさに熱く感じるぐらいの。

そしてでかい。私は身長165センチだが、同じ平面に立つと見上げる大きさである。ヒール履いてるからですけど。身長2メートルぐらいあるような気すらする。ないけど。

(OSKは「娘役のほうが背が高い」というのがけっこう昔からあって、だから「娘役のOSK」って言われてたのかもしれない。だからといって大きなのが威張るわけではなく、卑屈なわけでもなく、堂々たる菩薩様のようなたたずまいで。それ若木志帆のことですが。そういうとこすごかったよ若木ちゃん。男役には完璧に寄り添い芸の力で背も低くなり、なのに「女は男についていくもの」などという空気はまったくなく見ていると完璧に舞台に君臨している、けれどそこに男女の序列みたいなことはまったく意識させない、という芸風。あれはすごかった。でももう出てこないだろうなこんな人は。そして城月れいは大きな娘役だが、あきらかにそのタイプではない)

永井豪の『あばしり一家』に法印大子(ほういん・だいこ)というキャラが出てきましてね、ラスボス級敵キャラ。永井豪の女の子キャラだから見た目は可愛いボインな子である。でも設定はすごい。

チャーミング学園の大番長。身長3メートルを越えるグラマーな小学6年生。女は男より強くて美しいという信念を持っている。また賞金稼ぎの極悪人ハンターで大学教授顔負けの頭脳を持つ超人。精神を崩壊させる兵器・精神破壊銃であばしり一家を苦しめる。

法印大子さま

ルックスは城月さんに似てるわけではない。でもこの、

精 神 破 壊 銃 !

城月さんに似合うわー。破壊しまくってほしいわー。それもすべて私利私欲でやりまくってほしいわー。

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