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大トビ(その3)

宝塚雪組の『リオデブラボー』に蝶の群舞とマシュケナダがある、とつぶやいたらけっこう多くの人が「どんなんだっけ!」「いや似てない!」とか言いだしたが私はそんなことはどうでもいい、というか和倉の使い回しをされたということに対しての遠回しのイヤミだったんだけど、リオデブラボーがそんな似てないとなったところで話は収束したっぽい。私は「和倉公演(それも雪月花歌劇団という、別の劇団、しかし男役が存在するレビューっぽいショー)を使い回された(ストーリーとコンセプトだけにしろ)」ということがイヤだったんだけどそこは気にならないんですかね皆さん。去年の草野旦の時は曲も衣装も振付もそっくりだったんであれほど怒ってたけど、今回はコンセプトだけだからいいのか。私はどんなことでも使い回されたらいやだが(製作に要請された場合だけはしょうがない。でも今回がそうだとはとても思えない)それが和倉だったってのがすごーくいやなのだということがわかった。それなら宝塚をぱくってくれたほうがまだマシだ……ってこともないか。宝塚のぱくりみたいなショーはつまんないしな。

『グランジュテ』はあんまり北林さんぽくないショーだったなと思うんだけど、じゃあ北林さんらしいショーってどんなショーよ。そこで考える。「基本色赤と黒。ラメ。金銀いろとりどりの水引の飾り。青光りするロング鬘の男役。逆毛。機械。ガジェット。鳴きのギター、閃光、ねじれの位置」……こんな感じ。外国のヘビメタバンドが来日して浅草の古着屋で安くでハデハデの振袖や長襦袢買い込んでホテルで羽織って大騒ぎ、翌日の武道館でも羽織って出てきました、みたいなところもある。もちろんYOSAKOIソーランも。今回それが出てたのはジャポネーゼと、あと蝶にちょっと、インターネットにちょっと。それだけありゃ充分か。あ、キャラバンにもひとつまみぐらい、感じた。

全体に「偽物」な感じ。いや、偽物ってのは、ぱくってきたとかじゃなくて、明治政府の鹿鳴館的なトンチンカンを、それを外国の目で見てあえて再現するというか。(そうなるというと吉峯さんのショーは鹿鳴館ですね)(それはそうと、桜彦のオープニングなどは、新感線にそっくりすぎると友達が呆れてたんで、映像みたらほんとによく似てた。そういうのではつまらないと思う)

そういう北林さん色全開のショーじゃなかったので北林さんぽくなかったなーと思うが私はその色は「嫌い」なので、それで来られたらもっとゲンナリだっただろう。なので北林さんぽくなくてよかったのである。歓喜の歌なんて、南座だからやった場面だろうし。なので9月の三越&大丸公演は、北林色全開になるんじゃないかと恐怖に震えているのだが、なんかそっちのほうがファンのウケが良さそうでそれもこわい。

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