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愛するものを憎む

桜タイムズ

武生行って帰ってきて今年の武生公演と、こないだの『JUJU』について考えて書こうと思ったがどうにも後ろ向きな気がして途中でやめてしまった。「ここがいい」というのではなくて「ここがだめだ。これを読んでみなさんそのダメを共通認識としてください」なんていう主旨で夜遅くシコシコと文章書いてるなんて後ろ向きにも程がある。前に向きたくたって向けないですよ。それに、私がいくらがんばってそんなものを書いたところで「なるほどそうなのね、ならば私もアレはダメ!」なんて人がいるとも思えないのだった。

武生やJUJUや春のおどりや南座やアッディーオや桜NIPPONを「よかったー!」「OSKすごい!」と言う人はたぶん今がいちばん楽しい時期なんだろうなあと思う。今はこんなふうにヨゴレてしまいました私でもファンになりたての頃は『ボンボヤージュ』とか喜んで見たりしましたもん(ただしすぐボンボヤージュもつまらなくなった。で、『ラ・ロマネスク』と『We Love Revue』と『エンドレ』は最初っからつまらなかった。うん、ちゃんとわかっている)(しかし『ザ・フェニックス』は楽しんで見ましたですよ)。昔がよかったとは断じて言わないが、今がいいとも断じて言えない私と、楽しい人たちとで、話が合うわけがない。私の後ろ向きの話なんか聞きたくもなかろう。そんなことはやるだけむなしい、と書いたやつをコマンドAで全選択、delete、したところでポストに封筒が落ちる乾いた音がした。うち4階だけど1階の集合ポストで乾いた音がしたんです。すごい耳の良さだ。階段降りてポストに行くと、あら『桜タイムズ』来たのか。ハリガネ綴じして雑誌形式になった桜タイムズはとても良い。エディトリアルデザインも良い。ただし内容が面白くない。薄い。テキストのフォントが大きいだけで読む気をなくす(「活字が小さい」というご意見が出てフォントを大きくした、とかなんとか言ってたような記憶があるが私には到底理解できない)。字がでかいとソンしたような気分になる。昔の『GON!』みたいに粉みたいな文字がびちーっと詰まってるのが安心できて好きなのだ。まあそれはムリとしても、内容が面白けりゃいいが、企画がつまんないなあという不満がある。その企画もやっぱり昔の『GON!』みたいなのが好きなのでそれもムリ筋だけど。

というようなわけで最近は1回めくって見てそれで終わり、だったから今回もめくって終わろうとしていたら「ひえっ」と叫び声がした。いや他人事みたいだ、私が叫んだ。4月17日の『春のおどり』の時にあった『90周年感謝のつどい』の、OG勢揃いの写真が、見開きで載っていた。それが上の写真。この写真を見た時の私のいろいろな気持ちというのこそここで縷々書き立てるべきだ。
(すみませんちょっと話はそれますが、上の写真(の大ちゃん)に見とれてる時に見つけたんだけど、この写真のページのテキスト、禁則どうなってんの? 行頭に句点だけで改行とか考えられないんですけど。……というかこのページに限らず、文字詰めが全体にヘン。あー気がつかなきゃよかった。気がついたら気になってしょーがない)

可愛すぎる。……ううう、なんという可愛さ。これがノーベル賞の山中教授と同……いやそれはいい、とにかく可愛い。しかしこの写真に写ってる人たち全員、OSKのOGで、つまりクロウトであり、さすが、ちゃんと決まった顔で笑ってます。ふつう集合写真となると気が抜けた顔とかちょうどヘンな顔とか、タイミングはばっちりだが笑顔になれてなくてこわばるとか、とにかく「残念な人」が散見されるのだが、ここにいる人たちは、いいトシのお婆さんですらタイミングと自分のウリははずさない。たいしたもんです。そんな中で大貴誠のこの表情。これは松竹座での、松竹が主催したイベントで、そこに「歴代トップスターの1人」として出演していて、その記念集合写真で、ということは「記念写真」でありながら「公式撮影」でもあるわけで、そこでこの顔で笑ってみせるという、これが大貴誠、私らが好きなあの大貴誠なのよ! こういうところでこういう顔(それも超可愛い)で笑って見せる大貴誠が、OSKの存続活動に最初に立ち上がったのよ! とものすごく人に自慢してまわりたくなった。この時に撮った別テイクの写真を1枚見せてもらったことがあるが、そっちはふつうに笑っていたので、この笑顔の写真を桜タイムズに載せるというセレクトをした人は「ちゃんとわかってる」と思った。……そんなことは考えてなかったかもしれませんが。

ふつうの顔はこっち。きれいねー(うっとり……)。

きれいなおねえさん

きれいなおねえさんその2

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