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『大河ドラマの黄金時代』は大河ドラマだ

大河ドラマの黄金時代

私のような年代の人間だとNHK『大河ドラマ』というのは「重厚なもの、かつ面白く胸躍らせるもの。とにかくすべてのテレビ番組の中でも最高級にすごいもの」という特別な気持ちがあって、そして年寄り特有の「昔のことは美化して思い出してしまう」というやつがあり、「今の大河の体たらくはどうだ! […]

不味いはなんて美味しい

『ベルリンは晴れているか』を読んで、どうも登場人物の語り口調がひっかかってしまっていた深緑野分。何がひっかかったというと地の文はすごく地味でヘビーデューティーで読みやすいし好みだったのに、登場人物の口調がどうもBL小説のような……うまく説明できないんだけど……「〜〜でさ、」みたい […]

穏当は本当は

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『OSK日本歌劇団90周年誌 桜咲く国で 〜OSKレビューの90年〜』が刊行され、私もぶじ入手しました。 本の体裁としては、私の愛読する『茶の湯入門シリーズ 和菓子の四季全国から選んだ茶席の名家230品』(淡交社)、『アメリカ南部の家庭料理』(アノニマ・スタジオ)などと同じ(わか […]

黄金町の女王

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飛行機と電車と劇場の待ち時間に読むように持ってきた『愛と憎しみの新宿』。 ちょうど今日、ホテルに入って風呂に浸かっている十数分で読み終わった(って書くと全部で十数分で読み終えることができる本みたいだ。ちがいます。飛行機で読んでサンダーバードで読んで劇場の待ち時間で読んで、ホテルに […]

読書の初夏

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私は暴力団マニアでして実話週刊誌の別冊ムックとかが大好きです。ナントカ組直若総覧とか、そういやつ。大好きだけどたいがい面白くないんですよね。なんか『ラグビーマガジン』みたいで。『演劇グラフ』にも似ている。ラグビーマガジンと演劇グラフって一見「この世界のファン誌としてこれがあるって […]

鳥の声がきこえない

僕の小規模な失敗 コミック – 2005/9/25 posted with カエレバ Amazon 先に『僕の小規模な生活』を読んでからこっちの『僕の小規模な失敗』を読んだ。 最初に『〜生活』を読んでいる時には「もしかしたら『〜失敗』は読まないほうがいいかもしれない」と思い、でも […]

ほろほろ鳥

きのうもきょうもウグイスと、ウグイスと同じ声だけれどウグイスの鳴き方とちがう鳥の声が、昼下がりから夕方にかけて美しい。本も陸続と届く。読んでいるとほんとに気持ちがほろほろと砕けてきて死んでしまいたい。   うちの妻ってどうでしょう? : 1 (アクションコミックス) K […]

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